二日酔い

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コンロには実家から持ち帰ったおでんが煮えている。

アラジンのストーブの上には昨日着たパジャマがゆれている。

二日酔いの頭と身体を抱えながらパソコンに向かっている(昨夜は吉田さんと河原町の割烹で和食をつつきながら沢山日本酒を飲んだ。吉田さんは生ビール二杯に焼酎ロックを、私は生ビール一杯に秋鹿、立山、あともう一種類をたぶんそれぞれ一合ずつ)。

たまに電話をして見知らぬオペレーターと話している。声の主はおばさんもいればお姉さんもいるが、おしなべて愛想が良い。運が良いのか、最近のオペレーターの質が全国的に上がっているのか、分からない。

いま、明日、週末にやるべきことを赤いノートに書き出している。

嗚呼、やるべきこと、やるべきこと。

やるべきことをすべておでん鍋に放り込んで煮込んでしまって食べたら全てが完了、ということにならないか。

先週の日曜日の研究報告会でうっちーが報告した幸福感研究について。

日本人は世界ランク的に幸福感が低いそうだが、そもそも理想と感じる幸福の度合いも10段階のうち平均7程度で低いらしい。つまり理想と現実のギャップはそれほど大きくないから「そこそこ幸せ」なんだそうだ。なるほど。

それにしても幸せかどうかを自分に問うことって普段はあんまりない。

だから研究報告会が終わってからこのかた、毎晩、湯船につかりながら幸せかどうかを自分に質問するタイムを設けている。

幸せですか?はい、幸せです。

いま、幸せですか?はい、いま幸せです。

やっぱりいま幸せですか?

はい、やっぱりいま幸せです。

おお、そうか。それなら佳し。

ちゃぷん。

昨日の稽古で、「流れるようにお点前できるようになってきた」と師匠が言った。

稽古を始めて二度目の冬。年内はこれで最後。年明けには初釜の茶会が開かれる。新しい袋帯を締めて、意気揚々と立ち働きたい。