食べ方、生き方

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 色んなことを、自分なりの解釈と理由付けで実践できればいいな、と最近考えています。

 具体的に始めたのが、「一日三食しっかりと食べない」ことです。おかげで一時期増えた体重が元に戻りました。今は体とお腹にたずねながら、食べたいときに欲しいものを食べています。おのずとアルコールやお菓子は減って、野菜や玄米などが多くなりました。

 子どもの頃、いや高校生の頃までは、朝食を食べずに家を出ると、エレベーターホールまで母親が追いかけてきました。手には、フォークにさしたリンゴや食パン。いやがる私の口にそれらを無理矢理口つっこんで、「ちゃんと食べないと一日元気に過ごせないよ!」と叱る母。子どもを成長させたいという親の願いに加え、戦後の貧しい時代に生きた人ならではの、食べることへの執着だったのかもしれません。

 摂食障害、とまではいかないかもしれませんが、長く「食べる」ことで悩んできました。食欲のコントロールがうまくいかず、際限なく食べてしまう、あるいは全く受け付けない、そんな時期が不定期に訪れ、人知れず苦しんできました。

 食べること、あるいは食べないことの背景には、たくさんの問題があった。今はそれが分かります。社会で生きていくなかで、抱えきれない物事、抑制できない感情、対人恐怖、自我の増大、色々な要因が、純粋に「生きるために食べる」のではない食行動に走らせていたように思います。

 私にとっては、食べ方は生き方、というぐらい、自分を反映するもの。だから、もっと「幸せ」な食生活を送りたい。そのためには、もっと「幸せ」な人生を送らねばならないのでしょう。

 さて、「幸せ」って何?そこから、あらためて問い直さなければ。常識や既に出来ているルールから外してみて、私にとっての「幸せ」を。