カリタ コーヒーミル ネクストGを手に入れた幸せ

f:id:reikon:20171002171136p:plain

本当に欲しかったもの、あるいは何日も何ヶ月も熟考して遂に購入するに至ったものは、意外にも手に入った瞬間は喜びが大きくない。

なんというか、既に前から手元にあるような気がして、あまりにしっくりとしすぎて、ワクワクドキドキが感じられない。

カリタ コーヒーミル ネクストG 電動ミル 61090 アーミーグリーンが我が家に届いたときも、「あぁ、やっと来たね。でも前からいたような気がするよ」というのが感想だった。

こういう感覚は、あまりに自分の好みと体型にフィットした服を買ったときや、見た瞬間に「これ買ったらぜったい毎日使う」と確信して文房具を買ったときにも通じている。

かれこれ20年近く前から、据え置き型のコーヒーミルをキッチンに置くのが夢だった。

何度か話題に出したことがあるが、はてなを始める直前まで、京都の北にあるカフェで修行をしていた。カフェの備品といえばコーヒーミル。カップに豆を入れて、ガガガガーッとコーヒー豆が粉になっていく音と香りを間近で感じるのが大好きだった。

いつか本格的なコーヒーミルを手に入れたい。ずっと夢を持ち続けていた。

ベンチャーを立ち上げた当初は、丁寧に豆を挽いてドリップする余裕がなく、市販の粉からコーヒーメーカーでいれていた。カフェへの未練と決別する意味もあったように思う。

その後、やっぱり挽きたての豆をドリップしていれる暮らしに戻りたくなって、電動のコーヒーミルを買ったが、3千円ほどのコンパクトな筒型のものを選んだ。4万円ほどするミルが高いと感じていたのはもちろんだけど、それ以上に、自分には分不相応だからと気後れしたのが最大の理由だ。

そんなこんなでずっと距離を置いていたコーヒーミルだが、遂に9月の誕生日を機に購入した。

「もうそろそろいいんじゃないかな」というのが理由。

毎日のように豆を挽き続けている。プロであろうがなかろうが、人のためであろうが自分だけのためであろうが、これだけコーヒーをいれ続けているのだから、高級なミルを我がキッチンに迎えてもバチは当たらないだろう、と思うに至ったのだ。

前から欲しい欲しい、と口に出していたので、最も恩恵を受けている人から「買ってあげるよ」との申し出もあったが、自分で買いたくて丁重にお断りした。

コーヒーミルを買うのは長年の夢だったし、私自身の手で我が家に迎えたかったから。ちょっとした自立の象徴、という意味付けもできなくはない。

選んだのは、アーミーグリーンの最新型。コンパクトで、これまで売られていた「小型」と言われる据え置き型のミルからさらにスリムになったもの。

カリタ コーヒーミル ネクストG 電動ミル 61090 アーミーグリーン
 

届いて手にしてびっくり。シンプルで美しい。とにかくかっこいい。

そして使い勝手が、本当に、本当に、すこぶる良い。

豆をカップに放り込んでスイッチをいれる。ガガガガーと豆が粉砕され、ステンレスのカップに落ちる。

カップを取り出すと、驚くべきことに粉が出てきた吹き出し口にも受け皿にも全く粉が残っていない。静電気防止機能があるおかげで、粉が機械にまとわりつかないからだ。

今まで、筒状のミルからフィルターに粉を移動させるときに、あらゆる場所に粉を飛び散らせていたことを思うと、すごいストレスのなさだ。

f:id:reikon:20170925133835j:plain

そしてコーヒー自身も、もちろん期待どおり美味しい。値段に比例して美味しくなったかと言われたら、もちろんそこまでではないが(味音痴の私にはわからないし)、粉が均等に挽かれているおかげか、雑味がないように思う。

そんな機能的な素晴らしさはともかく、とにかく自分のキッチンにコーヒーミルが「いる」ということだけで、私は幸せなのだ。

長年憧れた人が、自分のかたわらで静かに眠る日常がやってきた。私がTVを観ている横で、スマホを眺めながらのんびり過ごす姿が妙に自然だ。あ、晩ご飯は秋刀魚にしようか、メッセンジャーで聞いてみよう。トイレのホルダーが外れそうだから、今夜、工具を出して直してもらおう....。

という感じで、無口でスマートで器用なパートナーが我が家のメンバーに加わったような、そんな気持ちになれるコーヒーミルの出現なのだった(※上記はフィクションです)。

f:id:reikon:20170924105616j:plain

毎日、豆を挽いてドリップして、コーヒーをのんでいる人へ。

カリタ コーヒーミル ネクストGは、とても良い小型電動ミルだと思います。私ほどではないかもしれないけれど、あなたの日常を幸せにし、コーヒーをいれる作業をより愉しくしてくれること、うけあいです。

憧れ続けていたコーヒーミルさん、ようこそ、私のキッチンへ。

 

ちなみにその他の器具は、こんなのを使っています。

 

ひとり用のドリッパー。レトロなデザインと手頃な価格が良い。

カリタ ウェーブシリーズ ウェーブドリッパー155(1~2人用) #04021

カリタ ウェーブシリーズ ウェーブドリッパー155(1~2人用) #04021

 

 上のドリッパー専用のフィルター。

二人用のドリッパーは、大好きな銅製を奮発して買いました。眺めているだけで時間泥棒。

カリタ コーヒードリッパー TSUBAME 燕製 WDC-185 2~~4人用 銅 5099~

カリタ コーヒードリッパー TSUBAME 燕製 WDC-185 2~~4人用 銅 5099~

 

 実はステンレス製も勢いにまかせて手に入れてしまった。この光沢がまた素晴らしくて...。

 フィルターは同じ。

 抽出に使うポットは月兎印のスリムポット。ふたり分以上いれるなら1.2Lがいいかも。

月兎印 スリムポット 0.7L ホワイト

月兎印 スリムポット 0.7L ホワイト

 

同じ機種でスモーキーブルーもあります。

カリタ コーヒーミル ネクストG 電動ミル 61092 スモーキーブルー
 

 

これ以上簡単にはできない絶品イワシのオイル煮

f:id:reikon:20170703122934j:plain

サンマ、イワシ、サバ....。

銀色に光る青魚をスーパーの鮮魚売り場で見かけると、いてもたってもいられなくなり、ついバスケットに放り込んでしまう。

とりわけイワシが好きだ。

その昔、ほんのわずかな期間、はてなのメイン事業であった人力検索はてなに「いわし」という掲示板があり、ブログのなかった時代に嬉々としてスタッフ日記をいわし掲示板で書いていた切なくも楽しい思い出があるから、という事柄とは全く関係ない(こんなエピソード書いても分かってくれる人は id:yomoyomoさんぐらいだろう)。

とにかく主婦になってから(主婦じゃなくなってからも)イワシが好きだ。

ピカピカと青銀色の光を放つイワシのパックは、なぜあんなにも吸引力があるんだろう。日本人のDNAなのか?安さに弱い庶民の習性か?

昨夕、近所のスーパーフレスコ(京都で有名なチェーン店)には、大振りのイワシが4〜5尾入って1パック250円で売られていた。魚はイマイチと評判のフレスコにはめずらしく、新鮮そのもののまぶしいイワシ。全長15cmはあり、頭はカットされ、内臓も取り除かれている。それで250円!思わず2パック買い求めた。

ここで「オイルサーディン レシピ」などでググると幾つもの作り方が引っかかるのだが、いかんいかん。料理好きのうんちくと手の込んだ仕込み方法が満載のレシピに手を出すとそれだけで夏バテが進行する。以前作ったときの記憶をもとに、簡略化できそうなところは全て省いて作ってみた。

結果、遜色なく美味しいイワシのオイル煮ができた。夏野菜のサラダと共に頂いたら、最高の前菜である。白ワイン持ってこーい!!

以下、作り方メモ。

f:id:reikon:20170703123607j:plain

- イワシはとにかく大きめのものを用意する

 ※通常、オイルサーディンには小さめのイワシが推奨されるが、メインディッシュ的に食べたいなら大きめがよい。頭と内臓が処理されたものがあったら大勝利

- イワシの頭と内臓を取り除いて、水で洗ってキッチンペーパーでふく

 ※骨はそのまま、身は開かない。

- フライパンにイワシを並べ、軽く塩をふり(塩味はあとで調節すればよいのでアバウトでよい)、オリーブオイル、サラダオイルを注ぎ、つぶしたニンニク、唐辛子を投げ込む

 ※オイルの量は完全にかぶらなくても骨の高さまでひたるぐらいでよい(写真参照)

- フタをせずに強火にかけ、煮立ったら弱火にして15分煮る。たまにスプーンでオイルをイワシの身にかけてあげる

- 火をとめてからフタをしてさます

 ※フタをするのは余熱で上身にも十分に熱を通すため。

完成〜!!

さめたらすぐに食べられます。骨はスルリと身から離れるので、身だけをガッツリ味わえます。

新鮮な夏野菜に塩こしょうと酢をふって、イワシを煮込んだオイルをかけて、一緒に食べると最高です。

イワシ大好き〜。青魚最高〜!!

人を責める前にやるべきこと

 

最近、PTAや町内会や地元のクラブチームなど複数のバレーボールチームに入って汗を流している。

一緒にやってる人は主に30〜40代の女性。ほぼ全員が既婚者子持ち(もしくは離婚者子持ち)で専業主婦からフルタイムの仕事を持つ人まで幅広い。

この年齢でガチでスポーツに取り組んでいる女性は、パワフルで気が強い。そしてクセのある人も多い。古今東西、おばちゃんは元気でクセがある。

ティーンエイジャーと違って、それぞれに人生経験を積んできて、結婚して子育てをして、みんな違う家に住んでいて、当たり前だけどひとりとして同じ暮らしをしていない。だから、考え方や行動パターンがそれぞれ違う。

なのでたまに「事件」が起こる。多くは良識ある大人なので子供のいじめのようなことは起こらないが、価値観の違いで意見がくいちがって炎上する。

どちらの主張も、決定的に間違っているわけではない。けれども、「青」と言っている人は「青のほうが正しい」と言い張るし、「赤」と言っている人は、赤の正当性を主張する。

結局、時間が経過するとそれなりの形に落ち着く。そもそも正解がないもめ事が多いので、「どっちもどっちだよね」という感じで収束する。

で、体得したことなのだが、もめている最中に心がけなければならないことは、シンプルだけど「一度、相手の立場になって考えてみる」ということだ。それに尽きる。

「たしかに自分が青の人だったら、こっちのほうがやりやすいよなあ」

「そうだよねえ。赤の人だったら赤が当然!って言いたくなるよなあ」

相手の立場になって考えてみる、想像力を働かせる。それだけのことで相手を責める気持ちが多少は減る。

昨日ぐらいから車椅子の人が起こした行動と航空会社の対応について話題になっている。

もし自分の身体が不自由で、車椅子生活をしなければならない立場だったら、と思うと今回の出来事は進歩的なことだったろうと思う。

もし自分が航空会社の人だったら、かなり面倒な出来事で、やれやれ現場の身にもなってくれ、と思ったことだろう。

そんな風にちょっと想像してみたら、手厳しい批評をしてやろうという気にはならないんじゃないだろうか。

自分以外の人は、自分と立場や環境や持っている条件が全然違うし、相容れない。だからこそ違いを理解して、想像して、受け入れて、折り合いをつけていくしかない。

「そんな綺麗事ばっか言って!家ではボクにキーキーうるさいことばっかり言ってるくせに!」という息子の声がどっかから聞こえてきそうだけど。苦笑

おばちゃんにTwitterはいらない

 

3年前ぐらいだろうか。ネット関係者ではなくママ友的な30〜40代の知り合いが軒並みFacebookを使い始めたとき、「いよいよSNSが一般人に広がったなあ〜」と感慨をおぼえた。

昨年あたりからinstagramを使う友人が一気に増えて、もはやinstagramに特別感は失われた。

しかしまだTwitterを使う同世代の女性は知り合いにほとんどいない。

なぜだろうと考えたのだが、その時々の心情をオンラインでつぶやきたい、情報を拡散したい、何かについて議論したい、というようなことを、「ネットでやらなくても、ふだんの生活で充分やってるわ〜」という理由から、Twitterは利用しないようである。

最近の私の知り合いに多いのは、子育て中の専業主婦や、働いていてもパート的な人、あるいは自営業的な人。そういう人たちはリアルの生活で色んな集まりに出かけては、様々な話題に興じる。わざわざネット上で知らない誰かと喋る必要性がまったくない。

「あ、いまこれを伝えたいな」と感じることなら、今日これからランチで会う友だちに話せばいいし、身近なテーマについて誰かと話し込みたい場合もリアルで属しているコミュニティの人と話せばいい。ネット上に仲間を作らなくても、リアルに気の置けない仲間が十分いる。家族もいる。顔の見えない誰かもしくは不特定多数の他者たちとコミュニケーションを取る暇などないし、したいとも思わない(ようだ)。

Facebookinstagramは違う。自分の身近な知り合いがせっせとその日のご飯や出かけた先の風景、飲み会の様子などをアップしているから、のぞいてみたくなる。「○○さん、沖縄いってたよねー」「××ちゃん、さっそくあの店にいったんや〜」など、身近な話題をひろいやすい。あと、心情吐露的なことや啓蒙的なことは、Facebookの友だちだけにとどめているほうが無難、ということもあるようだ。

それにしたってまだ一部の人たちで、Facebookinstagramも使っていない友人のほうが多い。はてなブックマークを見る人なんぞ皆無だし、はてなを知ってる人もあいかわらずほとんどいない。

LINEは別だ。ほとんどの人がLINEを駆使し、必需品として利用している。無料で知り合いとつながれるツールとして、めちゃくちゃ使う。PTAも趣味のサークルも町内会もLINEがなければもはや成り立たない。スタンプだって、みんなどんどん買っている。ネイルを塗り替えるようにスタンプも買い替える。

あくまで私の周囲の話だし、だからどうなんだと問われたら、いや別にそう思っただけ、という話なんだけど。

ネット業界にずっと属していたら分からなかったことだなあと思うと、不思議な気分になるのでした。

サラダとオムレツと鶏むね肉のレンジ蒸しを食べただけの日曜日。

f:id:reikon:20170529014215p:plain

快晴の日曜日。体調がすぐれなくて、家で寝て過ごした。外に出たのは郵便受けに手紙を取りに行ったときだけ。結局、最初に食事したのが午後5時半だった。

ピザでも取ろうかとスマホを眺めていたが、冷蔵庫には山ほど食材がある。ここで宅配に頼ったら負けだと意地を張った。のそのそとキッチンに立って用意したのが写真のワンプレートディッシュ。

レタスを洗ってちぎる。きゅうりを縦半分にスパッと切ってからスライスする。人参は千切り。卵二個をボウルでといてガーリックソルトで味付ける。熱したフライパンにオリーブオイルをたっぷりひいて、きざんだベーコンを炒める。そこへ卵を投入して手際よくかき混ぜてオムレツにする。二日前に作っておいた鶏むね肉のレンジ蒸しを添え、サラダにバルサミコとオリーブオイルと塩こしょうをふって、ベランダで摘んだバジルの葉を添えれば完成する。ハルキ小説の主人公か。

まあまあ、なんとか形になった。

鶏むね肉のレンジ蒸しが残っていたのが良かった。最近のお気に入りで、パサつきがちな鶏むね肉を美味しく食べられるので重宝している。鶏ハムとちがって、すぐに食べられるのが良い。

鶏むね肉は、かたまりのまま両面にまず砂糖、次に塩をそれぞれ軽くふってすり込み、耐熱皿に入れて蓋かラップをしてまず3〜4分、ひっくり返してさらに3〜4分熱するだけ。二度目にチンするタイミングで、玉ねぎスライスや人参の千切りなどの野菜を放り込むと、水分が出てしっとり仕上がる上に付け合わせも出来てちょうど良い。しばらく冷ます(私の場合は冷凍庫に常備してるアイスノンではさんでる)。サラダの付け合わせや麺類のトッピング、和え物にもいい。

ちなみに耐熱皿は、これをめちゃくちゃ愛用している。

iwaki パック&レンジ システムセット グリーン PSC-PRN-G7

iwaki パック&レンジ システムセット グリーン PSC-PRN-G7

 

レンジ加熱にも、冷蔵庫での保存にも超便利で、しかもガラスが綺麗なのでそのまま食卓に出せるのが良い。先日紹介した詰替ティッシュと並んで、昨年買って良かったものトップスリーに入る。

どんなに調子が悪くても、やっぱり自分でご飯を作ると気分がよくなる。そして写真を撮ってinstagramにアップすると、さらにアガる。

アウトプット症候群というのか。何か行動しないと焦りをおぼえてしまう性分なんだ。万能感にあふれていた二十代とかとは違うんだし、昔みたいにベンチャー企業でガシガシ働いていたときとは違うんだから、そろそろ自分自身へのプレッシャーから解放されたいのに。今なお、なにかしなければと焦り続けている。たいしたことは出来ないのにさ。

もっと歳をとったら景色のよい田舎に移り住んで、バルコニーで樹々でも眺めてのんびりお茶でも飲みながら過ごしたいと思っているけど、たぶん退屈で死にそうになるだろう(死にそうついでにそのまま死ねたらいいが)。

今日の話に戻ろう。

やっつけ仕事の割には、サラダ&オムレツは美味しかった。食べながら、録画していた放送大学のレクチャーを2つ眺めた。ひとつは芸術学で、派手なネクタイを締めたロマンスグレーの教授がミュージカルの社会性と人間性とかいうテーマで、ひたすら自分の好きなミュージカルを紹介していた。わざわざパリのオペラ座まで出向いて許可をもらって内部に潜入していたが、明らかに趣味で行ってるとしか思えない内容だった。羨ましい。もうひとつは生物学で、繁殖の多様性について滑舌の悪い先生が様々な生き物の繁殖方法を紹介していた。カンガルーの赤ちゃんはアーモンドぐらいの小ささで生まれてくるらしい。そんな小さいのを死なないように育てる母親は大変だ。

そんなこんなでゴロゴロしていたら、父親のもとに行ってた息子が帰ってきた。もうしんどいなんて言ってられない。

はやく体調が万全になるといいな。