SNSが大好きな私ですが、会社を立ち上げてから意識的に本を読むようにしています。寝る前、休日、仕事が終わった後の夕方など。
といっても週に1冊読了できたらいいぐらいなので読書家に比べたら量は少ないです。けれど、会社を始めてまもなく3年経過しますが、読んだ本が生きてるなあと思う機会が増えてきました。
自分が本を読むときに、どういう本を読むべきかは、
- いますぐ仕事や生活に役立つ本(実用書)
- 世の中のことを知るための本(教養書)
の二通りをバランスよく読むように努めています。
で、蔵書が増えてくると、やっぱり自分の知識の引き出しができてきたなあと思うと共に、仕事や暮らしの折々で役に立ったと思うことも増えてきました。
つい先日、京都のコミュニティについて語るというトークイベントでスピーカーとして登壇しました。
20年間京都で暮らしビジネスに携わってきたものとしては話せることも多いので、そのまま何も準備せず登壇してもよかったです。が、今回は「コミュニティ」というテーマでしたので、今までに読んだ本の中から「コミュニティ」に関するものを引っ張り出してみました。それが以下の本たちです。
これらを改めて読み返すとともに、トークイベントで話せそうなことは、メモにして持っていきました。
あとは、ウェブ上でコミュニティについて書かれたページを読んで基礎知識をゲットすれば、自分なりに用意ができました。
イベントでは、「人とのつながり」がメイントピックになったので、特に上に挙げた中で、私がはてな後に広報として勤務した京都大学こころの未来研究センターで教授をしている内田由紀子さんの本にある研究内容について紹介したところ、けっこう盛り上がりました。
その時、チラ見していたメモの一部はこちら。
メモには本当にさわりだけを書いています。引き出しの取っ手みたいなものです。一度読んで中身は覚えているのですが、私は致命的に記憶力が弱いので、こうして取っ手を用意するだけでも違うんですね。カンニングペーパー...。
実際、イベントで単に「自分がどう思うか」を話すよりも、よほど、良い話題を提供できたように思います。
イベントの登壇者として、この程度の浅い知識の持ち主がトークしていいのか、と思われる方もいると思います。
その点はイベントによって登壇者に求められる素養は変わってきます。
有識者を呼べばイベントが盛り上がるというものでもなく、ライトなイベントでは、その場のオーディエンスに相応しい話を会話の流れから読み取って提供して盛り上げる、という役割が登壇者に求められます。
自分の経験談 + テーマに関する知識 + 場の流れをコントロールする問いや発言 をうまく提供できると良い登壇者になれるように思います。
知識は、人に教えることで自分の頭に定着する、といいますが、読んだ本についても、こうして人に伝えることで自分にも定着し、人の役にも立つので良いなと思います。
良い本を読んで、仕事や暮らしに役立たせたいです。おすすめの本があればいつでも教えてください。
あーもっと本棚が欲しいなー。