早いもので5月も中旬に!GW明けの週、京都は気候もよく気持ちよく仕事を再開できました。
9日は、経済評論家の勝間和代さんとLGBTアクティビストの増原ひろこさんの講演会で司会進行を務めさせていただきました。
イベントは、京都リサーチパークさんと、はてな時代からお世話になっている税理士のイコールさんが運営されている士業の集まり「ふくろう倶楽部」さんの主催によるもの。
勝間さんとお目にかかるのは初めて。想像の10倍以上のエネルギーを発しておられ、そのトークの速さや内容からして頭の回転スピードが常人を大きく超えていることがアリアリと分かりました。いや〜すごかった。
今年発売された書籍 勝間式超コントロール思考 にちなんだ講演でしたが、私自身が興味を持った内容は、
- 自分の有限なリソースをどこに分配するかに知恵を絞ろう
- 人間の意思は弱い、だからこそ環境が大事
- 生きるのが辛かったら自分にふりかかる問題を取り除く。あるいは問題設定を変える
- 知識は力。人生の選択肢を増やすために勉強する
- ひたすら先人の知恵を借りよう
- 知識はコントロールの幅を広げる!
というものでした。
自分のリソースをコントロールする必要性については、私が起業したのもシングルマザーとしてあまりに時間がないので会社に8時間もいるような働き方は無理!と判断したので、非常に腑に落ちる内容でした。
でも正社員として働かないならパートで、というのでは十分なお金が入ってこない。すると自分で何かをするのがベストということになるんですね。それには別のしんどさもあるけど、日々、勉強と人とのつながりが手ごたえと喜びにつながっています。
勝間さんは合理性と快適性を追求する達人であり、さらに人とのつながり、人との調和も大事にするバランス感覚がすごいなあと、終了後にお話しして感嘆しました。彼女にはなれないけど、彼女のノウハウから学び実践するのはとても有益です。
増原ひろこさんは、渋谷区で初めて同性婚を受理され、さらに初めて離婚も受理されたという筋金入りのLGBTアクティビストですが、白いパンツスーツとロングヘアがよく似合う柔らかい物腰の奥に意思の強さを感じさせる素敵な方でした。
ぼんやりと知っていたLGBTに関する知識をわかりやすく紹介してくださった上に、企業がこれから取り組むべきLGBTやダイバーシティに関する課題をわかりやすく提示してくださいました。
印象に残ったのは、
- LGBTは趣味の問題ではない。自分で変えようとしても変えられないものである
- 体の性、心の性、好きになる相手の性、表現する性。この4つ(SOGI)の項目においてそれぞれ個人差がある
- 企業がLGBTを理解することで、働く人は「働きづらさの解消」「心理的安全性の確保」を実現できる→働きやすい職場へ
- 企業の取り組みは、採用や業務パフォーマンス向上、離職防止にもつながり、消費者に対するフレンドリー施策にもつながる
いま、LGBTは人口の8.9%といわれているそうです。LGBTに関わらず、どんな人も生きやすい世の中になるのが理想ですから、こうしてLGBT対応のノウハウが企業や自治体にも浸透していくのは良いことですね。
増原さんは、京都を拠点に活動されていますので、関西での活躍にも期待したいですし、私ももっと学ばせていただきたいです。参考書籍はこちら。
ダイバーシティ経営とLGBT対応 (ビジネス+IT BOOKS)
ちなみに講演会の日のお昼に、お二人は、はてなでランチを食べられたそう。懐かしいメンバーの顔が!!
初代まかないシェフとしては嬉しいかぎりです。今も同じようなヘルシーさをキープしていて良い感じです。今はどんな環境で調理されているのかが気になる。当時は小さなワンルームのキッチンで作ってて大変だったので。笑