昨日のエントリーには、たくさんのお祝いの言葉や励ましをいただきました。ありがとうございます。
始めることは簡単で、続けることのほうが何千倍も難しいので、気持ちを引き締めてひとつひとつのことをやっていきたいです。
さて、Voice4u株式会社を京都で立ち上げるにあたり、オフィスをどうしようかという問題に直面したのでそのお話です。
結果的にはてなが創業したときお世話になった京都リサーチパーク内にある京都高度技術研究所・ASTEMのシェアオフィス( https://stc3.net/ )に落ち着きました。今週のはじめに契約完了し、さっそく作業を始めています。
(入居した施設。息子から「はてなっぽーい」と言われた。確かに...w。写真は、施設ウェブサイトよりお借りしました)
オフィス探しですが、当初はとりあえず私ひとりがメインで活動するので登記住所の確保だけを目的にバーチャルオフィスを契約しよう、ということで始まりました。バーチャルオフィス探しにはFacebookの知人友人達からたくさんのアドバイスをもらい、業界最安値に近い価格(住所貸しと郵便転送で1ヶ月5千円)で借りられるところに決めました。
しかし手続きを進めるうちに、立ち止まって考えるきっかけがあり、ちょうど由美さんと聖さんが日本にやってきたときに「はてなが創業時に入っていた京都リサーチパーク内にあるシェアオフィスを借りるのはどうか」と提案しました。
調べたところ、フリースペースのみを借りると月額1万円(税別、入会費用は別)からという低価格で借りられることが分かりました。申し込みをするにあたって、はてな時代にお世話になっていた京都リサーチパークの成長起業支援部長・インキュベーションチームマネージャの梅田和哉さんに連絡をとり、その日中に担当者につないでいただき、スムーズに契約を結ぶことができました。
(敷地内の中庭が気持ちよい。ベンチで打ち合わせしたりPCに向かう人もいる)
2001年にはてなを創業した際、当初は自宅にPCを置いて仕事をしていましたが、創業支援の担当者のすすめによりインキュベーション施設に入居しました。忘れもしない4号館3階の2m四方のブース...。当時の記憶が鮮やかに蘇ります。やはりあのときも入居してよかったな、と思ったのでした。
さて、今回借りた場所は、正式には「シェアオフィス」です。ブログタイトルにはインキュベーション施設と書きましたが、インキュベーションは創業間もない会社を育てるという意味合いが強いですが、シェアオフィスはそれ以外のスモールビジネスを長く続けている会社も入っているオフィスのようです。
とはいえ、やはりシェアオフィスとはいえインキュベーションの意味合いが強いので、今回は同類と思って書いています(もし間違っていたら教えてください)。
で、なぜインキュベーション施設が良いかというと...
- 同じような規模のベンチャーと同じ場で仕事ができるためモチベーションが上がる。
- 開かれた空間で、適度に人が流動するなかで仕事ができるので閉塞感と孤独感にさいなまれない。
- Wifi、コピー機、ファックス、給湯設備、トイレなどが完備していて設備費用がおさえられる。
- 会議スペースがあり、来客に対応できる
- プライベートと切り分けできるため、仕事に専念できる。
- 入居者同士の交流会やセミナー、施設によっては創業支援が受けられる。
などが挙げられます。私の場合、一人だとくじける可能性が多いので、やはりインキュベーションを選んでヨカッタァ、と実感しています。
さっそく、はてな創業時に多大なお世話になった株式会社イコール(税理士法人パートナーズ)の吉田さん、載本さんにもご挨拶をし、エールを送っていただきました。
USの2人にも、次の来日時にはがっつりとここで仕事をしてもらいたいです。
(オフィスからの眺め。遠くに京都タワーや東寺が見えます)