人と人の意識、あるいは魂、あるいは精神は、深いところの水脈でつながっている、という考えを1〜2年前あたりからよく耳にする。
おそらく何年も前から言われていることなのだろう。私がようやくその考えにアクセスできる状態になったのだと思う。
人と人は、どこか深い部分でつながっている。おそらくそれは正しいことなのだろう。目に見えないことだし実証は不可能なのだろうけれど。そのようなことを言う人は、さまざまな個人的解釈と個人的実体験から、あるいは学術的蓄積からそのように述べているのだろう。
その水脈は、おそらく死や生を超越したものなのだと思う。そこには夢や超常現象といったものが関わっているのかもしれない。そして、自然と神はそこに強く結びついているのだろう。鬼も天狗も天使もそこにいる。人の観念を介して。
特に主張はないけれど、そのような意識の水脈論を信じることは、私にとって”救い”に近いものだ。
目の前にいようがいまいが、二度と会えない死別した相手だろうが、元には戻れない関係だろうが、そんなことは浅く軽いこと。
この世とあの世のすべてのものは、意識の、魂の、精神の水脈でつながっているのだから。