今日、10月8日はしなもんの誕生日です。
6月に旅立ってから、やっと3ヶ月半。まだそれだけしか経っていないんだなあ。夏には色んな出来事があったからだろうなあ。
死んでからしばらくは、毎日のようにしなもんが夢に登場しました。せつない夢だったので、涙と共に目覚めることが多かった。おおこれがペットロスか、と初めての感覚を味わいました。
気づけば、夢に登場しなくなりました。日常に埋もれて、いつしかしなもんの記憶が薄らいでいきました。「お散歩しないって、介護しないって、ラクやわ〜」なんてことを家族友人につぶやく余裕すら出てきました。
それでもやっぱり、ふとしたはずみで思い出す、しなもんのこと。
その愛らしい瞳、モフモフの毛、私の動きに反応してチョコチョコと付いてまわっていた家での様子。「存在」というのは、失ってからも在るものなんですねえ。
生きていたら16歳です。できれば20歳ぐらいまで元気に過ごさせてやりたかったなあ。でもこれが天命だったのでしょう。
いま、この時期にしなもんが逝ったことの意味、色々と考えます。死期に意味や目的はないかもしれない。けれど、死によってもたらされた変化はある。そして、契機になっている出来事もあるように思う。でもまあ、結果論でしか話せないよね。
「ねえ、なんでいま、この時期に逝ってしまったの?」
何も応えないしなもんに、つい、問いかける私がいます。
天国のしなもんは、虹の橋で仲間と共に遊んでいることでしょう。私も早くそこに行きたい、なんて考えたこともあったけど、もうしばらく待っていてもらいましょう。
私が好きだったしなもんの写真を貼って、16歳の誕生日を祝いたいと思います。しなもん、Happy Birthday!!
(All foto by id:jkondo)