着付けを習い始めてはや二ヶ月半。
ようやく外出できるようになり、今日はゆきちゃんと天神さんをそぞろ歩きしました。
10年ぶりぐらいかな、天神さん。あいかわらず古いもの満載の屋台が楽しい。
ゆきちゃんは、保育園で知り合った仲良しです。
いつも着物を自然に着こなしていて、私の憧れの存在である彼女。
かれこれ二年ほど前のこと。私は、育児で疲れ果てていました。
お洒落も女としての人生も諦めかけていたとき、保育園の送迎にさりげなく着物で現れるゆきちゃんの姿に衝撃を受けました。
ああ、二人も男の子がいるのに、こんな素敵な趣味を持って実践してるんだ。がつーん、と頭を殴られたきぶん。
保育園の仲間には、他にもたくさんのキラキラ輝く女性がいて、いつも元気をわけてもらっている。中でも、ふんわりとした空気を身にまとって涼やかに着物を着こなすゆきちゃんは格別。
そんなところから、私もいつかは着物を、と無謀な希望を抱いたのでした。
今日、こうして願いかなって、紬(つむぎ)を身にまとってゆきちゃんと外出し、なんと心躍ったことか。
天神さんのお店で帯や着物を物色したり、外国からの旅行客から写真を頼まれたりなんかして(もちろん快くおさまりまりました)、着物スタイルならではの愉しみを満喫できて、ひとつまた自分の世界が開いた気がします。
こちらの写真は休憩処でわらび餅を前にするゆきちゃん。今日もお洒落なきこなし。黄色の帯締めがステキです。
ジャパニーズビューティ、万歳。