生と死を見つめて...。文藝春秋12月号「死の床の医師と宗教学者『感動の対話』」を読んで

『文藝春秋 12月号』(発行:文藝春秋、2012月12月1日)の特集「日本人のための宗教」に、こころの未来研究センター カール・ベッカー教授と岡部健医師(医療法人爽秋会理事長、東北大学医学部臨床教授)との対談記事「日本人の魂はどこにいくのか 死の床の医師と宗教学者『感動の対話』」が掲載されました。
ベッカー教授と岡部健医師(医療法人爽秋会理事長、東北大学医学部臨床教授)の対談が『文藝春秋 12月号』に掲載されました|ニュース|京都大学こころの未来研究センター

自分が、あるいは家族が死ぬ時、どこで人生を終わらせるか、それは豊かな死の瞬間かそれとも単なる生命のピリオドであるか...。

昔、日本人は家でゆっくりと家族に看取られながら、「あの世」からのお迎えを受けて人生の終焉を迎えていました。そんな日本人の死生観の変遷をみつめ、佳き日本人の伝統を取り戻そうと在宅ホスピスと緩和ケアを実践し続けた医師・岡部健さんと、京大こころの未来研究センターのカール・ベッカー教授の対談が現在発売中の『文藝春秋 12月号』に掲載されています。

この対談を終えた6日後、岡部医師は息をひきとったそうです。最後の力を振り絞り日本人の死を迎える形と宗教の役割について語った岡部医師と、それをあたたかく受け止めるベッカー教授の感動的な対話、文藝春秋を手にした方はぜひ読んでもらいたい記事です。