育児はキツい。修行は続く。いろんなものの助けを借りて。

毎日、身体がだるくて眠い。 暇さえあれば畳に転がって休息をとっている。 小3の子どもが帰宅したらそうはいかない。友だちを引き連れてきて、リビングを牛耳ってゲームざんまい。スナック菓子はケンカしないように小皿に分けて出してやり、頃合いを見計らっ…

最高の玉ねぎスライスを求めて遂に手に入れたスライサー

玉ねぎスライスが好きで好きでたまりません。 実家にいた頃、母が飲んべえの父のためにしょっちゅう玉ねぎスライスを出していました。 平皿に盛られた半透明のみずみずしい玉ねぎの薄切り。その頂上にはふんわりとかつお節がまぶしてあり、食べる直前にごま…

自作プリントで勉強させる

勉強させたい、学力をアップさせたい、という気持ちは親なら持つのが当然だろう。 しかしなかなかうまくいかない。 学校から×のついたテストを持ち帰ってきたら、がっくりくる。 そこで、学習塾に行かせたり、市販のドリルを買ってきてやらせたりと、いろい…

さようなら箱ティッシュ。詰替ティッシュ常備のススメ

ひさびさに用事のない日曜日。ぼんやりとティッシュを眺めていたら、ブログで紹介したくなりました。 箱ティッシュを買うのをやめて、ネットで売ってる詰替ティッシュというのを使い始めてから1年が過ぎました。 結論からいうと、もう箱ティッシュには戻れま…

高齢化社会に生きる幸せ

日本女性の平均寿命は87歳になったそうだ。およそ70年前の昭和22年には53歳だったそうなので、ずいぶん人生が長くなった。 両親を見ても、父が81歳、母が72歳で、ピンピンしている。父は毎日、2km離れた畑まで野菜づくりに行き、母は料理教室の先生や地域の…

8才の息子とテクノロジーにふれる旅をした

3月29日から4月1日、三泊四日で福岡を旅してきた。 目的は出発前に書いたエントリーの通り。 reikon.hatenadiary.com ちなみに、前回のブログでは TECH PARK KIDS という名前で紹介していたが、折しも私たちの滞在中の3/31に、名称が TECH PARK KIDS から TE…

8才の息子とテクノロジーにふれる旅に出る

明日から3泊、福岡へ息子と旅に出る。 思い立ったのが先週なので、電撃旅行計画だ。 目的は、福岡にある TECH PARK KIDS(テックパークキッズ)という民間のアフタースクール(学童保育施設)が開催するスプリングスクールに参加すること。 テックパークキッ…

りんごが無くなり冬が終わった

締めくくりはPPAPだった。 大学の送別会で20人分の料理を作り、ウケをねらってりんごとパイナップルと棒状のクッキーをチーズケーキの上にあしらったPPAPケーキと称するデザートを作ったのだった。 大学の研究者のことだからピコ太郎を知らない人もいるに違…

消えたプリント

ヤマちゃんは息子の同級生で、うちのマンションから徒歩2分の町家に住んでいる。 息子はしっかりもののヤマちゃんが好きで、しょっちゅううちに連れてきて2人でマインクラフトをやっている。 月曜日、「ヤマちゃん、インフルになったんやって。金曜日までお…

インフルエンザと病床におけるウェブ生活

先々週の木曜の夜、薄着が平気な息子がトレーナーを着込んで「さむいさむい」と言い出した。熱を測ったら、39度だった。 息子は小2の現在に至るまで、学校を1日も欠席したことがない。「この調子で皆勤賞を目指そうぜ」と(私だけが)張り切っていたので、「…

久しぶりにブログを更新してみようと思った

人間はギザギザとボコボコがたくさんある球なのではないか。 今朝、お茶の稽古に出かける準備をしていてそんなことが頭に浮かび、なぜかブログを再開してみようと思った。 なめらかで美しい球になりたいんだけど、どう自分を削っても、付け足しても、完璧な…

バイクの日

8月19日。はち、いち、きゅうでバイクの日らしい。関東に住む女友達が真っ青のバイクのかたわらで笑っている写真をインスタグラムにアップしていた。80年代のアイドルのようだった。 バイクの免許は高校生のときに父親に懇願するも大反対を受けて教習所に通…

送り火ほか

8月16日日曜日。五山の送り火。夕方に東洞院三条の八百一でフンパツして上握りと生春巻きとささみチーズフライを買い、家からサッポロ黒ラベルとスパークリングワインを持ち出して、送り火鑑賞へ。マンションの屋上でビールを飲みながら、大文字の灯を眺めた…

2015年8月吉日

8月11日に京都を出て妙高高原の笹ヶ峰ヒュッテへ。ゆきちゃん一家、同じ大学で研究をするHさん家族、O先生と高原で過ごす。燕温泉の青い露天風呂、つるりとした池の平温泉、褐色の関温泉と三種類の温泉を渡り歩き、トマトやナスやトウモロコシなど、現地の野…

春暮

昨日の夕景はことのほか美しかった。18時前、大学の正面玄関を出た瞬間に目に入ってきた空に釘付けになった。iPhoneに収めるまで十秒もかからなかった。長らく会っていないカズさんという知人がFacebookで、「私もこの飛行機雲見ました。」とコメントした。…

向春

冬と春がせめぎあっていたここ数日ですが、遂に春が勝利をおさめたようです。そんなポカポカ陽気の一日でした。日曜日のブログには、たくさんの☆やブックマークやFacebookコメントやTwitterでの反応などをいただき、ありがとうございました。卒業 - tapestry…

卒業

2013年12月末をもって、はてなを卒業しました。また、合わせて結婚生活からも卒業しました。金曜日は、はてなの人たち有志が慰労会を開いてくれました。はてなではいつもホストの役目で誰かを見送る立場だったので、自分がパーティの主賓なのが不思議な感じ…

一乗寺貼

自然言語で語られる現象だけを部分的に検証する脳科学でどれだけ心というものを探究できるのか?と哲学者が脳科学者に問うた。自分の想いを表現する手段として言葉がある。言葉はとても便利だけど、既に存在する言語の組み合わせによってしか表現できないと…

贈り物

今日は独立研究者の森田さんがセンターにやってきて、身心変容技法研究会というディープな会に参加した。前々から鎌田教授の著作の愛読者だという森田さんが研究会に興味があるというので先生に打診した。彼が執筆した「新潮」の記事のコピーを添えてお願い…

シェリー 純愛 サングリア

昨夜は、まみたと晩ご飯。寺町二条のスペイン料理、アントニオで。墨で描いたようなピカソのリトグラフが目をひく白壁のインテリアが美しい店。ニンニクがたっぷり効いたタパス料理やパエリアが美味しい。食前酒のシェリー、グラスワイン、赤ワイン、サング…

嘘とスキャンダル

耳の聴こえない音楽家が作曲家にお願いして自分名義の曲をつくってもらい、その曲が本人の素性と共に注目を集め、その後も数々の(ゴースト作曲家作の)話題曲を出して成功をおさめてしまった。そして作曲家と関係を悪化させて全てが暴かれてしまった。そん…

巡礼

金曜日の夜中、窓をあけたらしんしんと雪が降っていた。しっとりと重みのある雪が直線的に空からおりてきて、いかにも適切な重なり方で庭の芝生に積もっていった。しんしんと、という表現がとてもしっくりくる降り方だった。少しずつ、確実に、世界が白くな…

意識の水脈

人と人の意識、あるいは魂、あるいは精神は、深いところの水脈でつながっている、という考えを1〜2年前あたりからよく耳にする。 おそらく何年も前から言われていることなのだろう。私がようやくその考えにアクセスできる状態になったのだと思う。 人と人は…

無題

立春が間近にせまる。あたたかな日差しがカーテン越しにさしこんできた。カーペットに三角座りして、しばらくお日様の毛布に包まれて蓄電した。さきほどネットを経由してコンビニで受け取ってきた『新潮1月号』をめくる。お目当ては森田真生さんの『計算と情…

ウェブに住む人たちは、死ぬ間際も画面に向かってつぶやき続けるのだろうか

2週間近く前にちらちゃんからもらった花がまだ咲いている。朽ちる直前の花の持つ妖気を感じる。24時間、自分の意志のままに行動していると、どうしてもブログを書く意欲が減退する。けれど、このブログでないと私の近況や想いを届けられない相手がいる。その…

「幸福というのは小さな歓びの積み重ね」〜 ヘレン・ケラー『私の宗教』より 〜

鎌田教授が序文を書いた新刊書籍がデスクに置かれていました。ヘレン・ケラーが1927年に執筆した著書『My Religion』の翻訳本『私の宗教: ヘレン・ケラー、スウェーデンボルグを語る 《決定版》』です。 ヘレン・ケラーといえば、目が見えず耳が聞けず言葉が…

写真日記

木曜日。烏丸二条にほどちかい小さなイタリアンでディナー。生牡蠣と白ワインとネギのピザが美味しかったね。思いがけず素敵なブーケをもらって、しかも着ていた服と同じ色調でまさに私の好みでした。ベースの幸福感がしっかりしている人は、どんな状況も楽…

Life is beautiful.

今日は良い天気で、荒神橋から見た鴨川や土手が陽光を浴びてキラキラ輝いていて、もうそれだけでご機嫌になって、生きててよかった!幸せだ!って言葉が口元からこぼれ出てニコニコしてしまいました。ただそれだけ。神様に感謝。

ブログを書く自分から解放されて

文章を読んだり書いたりするのが好きで、ブログが重要な自己表現手段のひとつだと思ってきた。しかしこのところ意外とそうではない気がしてきた。いまこのときを充足して過ごせたら、特に言葉に残さずともよいではないかと思えてきた。土曜日に大阪で文楽を…

河合隼雄さんと「物語」

河合隼雄さんの著書や研究内容を全て網羅したわけではなく、きわめてミーハーな部分で知っていただけなのだけど、『村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)』や『影の現象学 (講談社学術文庫)』など、印象に残る著作から生きるヒントをもらっていた。心…